耕作放棄地の再活用と循環型モデル「ナッツサイクル」。

- 図)循環型モデル「ナッツサイクル」
-
瀬戸内海を縦断するしまなみ海道のほぼ中央にある生口島は、国内有数のレモンの産地です。最近では「瀬戸田レモン」として注目されるようになってきましたが、この生口島でも農家の高齢化や後継者不足によって、作物が育てられなくなった土地が長期間放置される「耕作放棄問題」が深刻化しています。今回の「しまなみナッツファーム」はこの耕作放棄地にナッツを植える予定です。ナッツを植えることが耕作放棄地の解消に少しでもつながれば良い…そのように考えてこのプロジェクトを進めてまいります。初年度は850坪の耕作放棄地にナッツの苗木を植える予定です。しまなみナッツファームでは、徳永製菓でナッツ・豆菓子を作る際の残渣などを一部、堆肥にしてファームに戻す循環型のモデルを模索する計画です。植物廃棄物を堆肥へアップサイクルさせます。
200年継続企業を目指して
自分たちでナッツの木を植えること、これはもちろん初めての挑戦です。
木を植えて育てていく…これは気の長い仕事で、10年先20年先、いえ50年、100年先でないと成果が見えてこない取り組みです。
徳永製菓は今年で創業153年。これまで支えていただいたお客様と地域に感謝しつつ、これから先、200年継続企業を見据えた取り組みとして、ナッツファームプロジェクトに挑戦していきます。
植樹祭には子どもたちも参加、「◯◯ちゃんのアーモンドの木」、「◯◯くんのピスタチオの苗木」などを植えていきます。
子どもたちの成長とともに、ナッツの木々が将来大きく実を付けてくれることを夢見ながらプロジェクトを進めていきます。
